ハイファイと言うわけでは無いけど、70年代80年代のロックなど、MMで聴く方がしっくりくることがあります。
その中でも、CHUDEN MG-3675とSHURE M44を交換して楽しんでいるのですが、SHURE M44は交換針が色々なメーカーから発売されており、交換針の音の違いで、自分好みの音にカスタマイズすることができます。
最初は手軽なものの中から選んで音の違いを楽しんでいたのですが、荒々しさが抑えられて、少し細やかな表現ができる交換針がないかと探していたところ、JICOから木製のカンチレバーの交換針が発売されていることを知りました。
現在は、3種類の木材の名前がつけられた交換針が発売されています。
黒柿(くろがき)艶やかな音
牛殺(うしころし)低域の厚みが特徴的で1番人気
聴色(ゆるしいろ)透明で繊細な音
ダイヤ無垢チップと言うこともあり、1つ3万円と数千円のカートリッジ本体には不釣り合いと思えるほど高価です。
割高感はありますが、評価も良さそうだし、とりあえず試してみようかと。
黒柿か牛殺か悩みましたが、結局どれを購入しても、また違うものが気になりそうだし、JICO J50カートリッジも気になるので、交換針3本+J50カートリッジセット(J50 KUY Trio)を購入することに。
お値段も10万円以上と、ちょっと良いカートリッジが買える値段です。
まあ、気に入らなければオークションで売ってしまえば良いかと。
そして試した感想ですが、木製カンチレバーと極小の無垢チップのなせる技というか、決してハイファイな音では無いけど、柔らかな空気感をよく表現し、細やかな表現のできるカートリッジに変貌しました。
SHUREのカートリッジが好きな方にはおすすめですが、3〜4万円クラスのカートリッジと比べてどうなのかと言うと微妙です。
お金に余裕がある方は試してみてください。
前にも書きましたが、リーズナブリーに良い音が欲しいのであれば中電のカートリッジが良いです。
話は戻りますが、3つの木製カンチレバー交換針は、基本的にはよく似た傾向の音だと思いますが、太くてエネルギッシュな音を聞かせる牛殺が私は好みです。
ただ、少しおとなしすぎると感じる場面もあり、その時は黒柿に交換して み•た•り•します。
といっても、それほど大きな変化があるわけでは無いです。
繊細さを売りにする聴色に至っては今のところほとんど使っていません。
3つの中では聴色が1番バランスの良い音のかもしれませんが、こちらもそれほど変化があるわけでもなし、繊細な表現が欲しいのであれば、PP-500に交換してしまうというのが理由です。
いろいろ言ってますが、現在SHURE M44-7+牛殺はメインのカートリッジの一角になっています。
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