真空管フォノイコライザー。 超ハイエンドを目指して更なる改造。

Zerozone EAR834 オリジナルのカップリングコンデンサ.jpeg



仕事が忙しいのを理由に、ブログが放置状態になってしまいました。

しかし水耕栽培の手入れはもちろん、オーディオの改造なども合間を見ては少しずつ進めていました。

今回は前回記事にさせていただきました、真空管フォノイコライザー Zerozone EAR834 のその後のお話しです。




Mundorf  Evo-SilverGold.Oil.jpeg
Mundorf Evo-SilverGold.Oil.



整流ダイオードやMOSFETを交換して、大変良い音になったと大満足していたのですが、さらなるグレードアップを目指し、カップリングコンデンサを交換すべくMundorf社のEvo-SilverGold.Oil.を 取り寄せました。


この6つのコンデンサーでおよそ4万円とZerozone EAR834がもう1台買えるのではないかと思うくらいの驚きの価格です。

同じメーカーの上級コンデンサだし、バランスが崩れることもなく、 さぞかし良い音でなってくれるのだろうと期待が膨らみます。



外したMundorf  Evo450.jpeg
取り外した Mundorf Evo450


Mundorf Evo-SilverGold.Oilに交換後.jpeg


見た目はほとんど変わりませんが、無事に取り付け完了です。

プラス4万円の音に期待に胸を膨らませ、レコードをかけてみます。



しかし、それほどでもないといった感じです。

それどころか今まで気にならなかった、音の荒さや刺々しさが耳に付くようになりました。

エイジングが済めば収まるのかなあと、2カ月間ほど待っていましたが、収まる気配がありません。


どこかをグレードアップすると、今まで気づかなかった違う部分の荒さが目立ってしまうと言う、オーディオあるあるに陥っているのか?、、、。

元に戻すことも考えましたが、4万円もかけているので後には戻れません。

コンデンサを交換することで良い方に向かっていると信じ、荒さの原因がどこから来ているのかずっと考えていましたが、怪しきは得体の知れないメーカーの抵抗器しかありません。

以前も真空管アンプの抵抗器を交換したら、荒さが消えて静かになったのを思い出しました。



アムトランス AMRG オーディオ用カーボン皮膜抵抗器.jpeg



そして、今回は音楽信号が通る部分を中心に、以前使用したアムトランスのAMRG カーボン皮膜抵抗器に交換することにしました。


これが大正解。

荒々しさが嘘のように消え、 全体に落ち着いたトーンに変わり、透明感が増し情報量も明らかに増えました。

抵抗器の交換でここまで違いが出ると言うのは改めて驚きました。

今後は残る抵抗器の交換も進めていこうと考えています。


アムトランス AMRG オーディオ用カーボン皮膜抵抗器 交換後.jpeg

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